「保存版」ランドクルーザー買取相場はいくら?世代・グレード別の査定額と高額売却のコツ

📝 この記事の監修

桑原 拓也|中古車買取・相場分析アドバイザー

大手中古車販売チェーンで店長を務めた後、オートオークション相場分析マネージャーを経て独立。累計15,000台超の査定に関与し、特にランドクルーザー・プラドなど輸出系SUVの相場変動を継続的に追跡している。

ランドクルーザーの買取相場は、2026年現在も国産SUVトップクラスの高水準を維持しています。結論から言うと、300系(2021年〜)で480万〜1,300万円、200系(2007〜2021年)で150万〜590万円、100系(1998〜2007年)で30万〜250万円、70系再販(2014〜2015年・2023年〜)で新車価格超え、プラド150系で60万〜360万円、250系で400万〜650万円が相場の目安です。ランドクルーザーは海外輸出需要と国内人気の二本柱で支えられ、10万km超でも値がつくほどリセールバリューが極めて高い車種として知られています。この記事では、ランドクルーザーの買取相場を世代・グレード・走行距離別に一覧表で整理し、査定額を左右する要素や高く売るコツ、売却のベストタイミングまで徹底解説します。

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目次

ランドクルーザー買取相場の全体像と世代別サマリー【2026年最新】

ランドクルーザーの買取相場とは、中古車オークションや買取業者が提示する実勢取引価格のことです。ランドクルーザーは1951年誕生以来、世界170以上の国・地域で販売され、国内中古車市場でも群を抜いた高リセールを誇ります。2026年現在、300系は新車納期2〜4年の供給不足が続き、中古車が新車価格を超えるプレミア価格で取引される異常事態が継続中です。

まず、現行および直近モデルの買取相場全体像を一覧にまとめました。自分の車がどのレンジに入るかの目安としてご確認ください。

世代・モデル 生産年 買取相場レンジ 市場特徴
300系 2021年〜 480万〜1,300万円 納期長期化でプレミア継続
250系 2024年〜 400万〜650万円 プラド後継、ディーゼル優勢
200系 2007〜2021年 150万〜590万円 輸出需要堅調、10万km超でも値つく
100系 1998〜2007年 30万〜250万円 ネオクラシック化、ディーゼル人気
80系 1989〜1997年 80万〜450万円 旧車プレミアで上昇傾向
70系(再販/再々販) 2014〜15 / 2023〜 300万〜500万円 新車価格超え事例あり
プラド150系 2009〜2023年 60万〜360万円 ディーゼル堅調、ガソリン調整

📌 この章のポイント

  • 300系は新車納期2〜4年のため中古プレミアが3年近く継続中
  • 200系は走行10万km超でも輸出需要で値がつく
  • 70系・80系など旧型ほど海外オフロード需要でプレミアが発生
  • ガソリンとディーゼルでは輸出先の分散度が違うため価格差が拡大

ランドクルーザーを高く売れるおすすめ買取サービス5選

ランドクルーザーは輸出ルートを持つ業者とそうでない業者で査定額に数十万円〜100万円以上の差が出る車種です。ここでは、ランクルの高額査定実績が豊富で、全国対応のおすすめサービスを5つ厳選して紹介します。それぞれ査定方式や電話連絡の量、対応エリアが異なるため、自分のスタイルに合う組み合わせを選びましょう。

サービス名 査定方式 電話の量 おすすめ度
ズバット車買取比較 一括査定(最大10社) 多め ★★★
MOTA車査定 上位3社方式 少なめ(翌日朝発表) ★★★
カチエックス 査定担当者1名方式 1社のみ ★★
カーセブン 直接買取 少なめ ★★
ユーカーパック オークション型 1社のみ ★★

ズバット車買取比較|ランクルの最高額を一気に引き出す一括査定

査定方式 一括査定(最大10社同時)
入力時間 約45秒
対応エリア 全国
電話の量 多い(最大10社)
公式サイト ズバット車買取比較公式サイト

ズバット車買取比較は、提携業者200社超の中から最大10社に一括で査定依頼できる国内最大級のサービスです。ランクル専門の輸出業者も多数参加しており、特に200系以前の旧型や10万km超の個体でも、輸出ルートを持つ業者が競り合うことで高額提示を引き出しやすい点が最大の強みです。入力はわずか45秒、利用はもちろん完全無料です。

デメリットとして、申込直後から複数業者から一斉に電話がかかるため、電話対応が苦手な方はMOTAやカチエックス併用が良いでしょう。

MOTA車査定|電話1回で上位3社と話せる賢い方式

査定方式 上位3社方式(最大20社査定→上位3社のみ連絡)
入力時間 約45秒
対応エリア 全国
電話の量 少ない(上位3社のみ)
公式サイト MOTA車査定公式サイト

MOTA車査定は、査定翌日の朝10時ごろまでに上位3社の概算額が提示され、その3社からのみ電話が来るユニークな方式です。ランクル300系のような高額車両ほど業者間の査定差が大きくなるため、上位3社に絞ってじっくり交渉したい方に最適です。経営層や日中忙しい方からの支持が厚いサービスです。

カチエックス|電話1社のみ・比較はLINEで完結

査定方式 担当者1名が複数社の査定を代行
入力時間 約60秒
対応エリア 全国
電話の量 1社のみ
公式サイト カチエックス公式サイト

カチエックスは、担当者1名に連絡するだけで複数の提携業者に相見積もりをかけてくれる代行型サービスです。やり取りはLINEで完結するため、電話対応が煩わしいファミリー層や共働き世帯に好評。原田さんのように「電話が多いのは困る」という方に特に向いています。

カーセブン|オリコン満足度ランキング上位の直接買取

査定方式 直接買取(カーセブン運営)
入力時間 約60秒
対応エリア 全国(店舗中心に展開)
電話の量 少ない(1社のみ)
公式サイト カーセブン公式サイト

カーセブンは直接買取型のため、1社としっかり対話して決めたい方におすすめ。キャンセル料がかからない「安心宣言」制度があり、契約後7日以内ならキャンセル可能という安心感も魅力。SUVの販売実績が豊富で、ランクル系の査定ノウハウも蓄積されています。

ユーカーパック|全国5,000社のオークション形式で最高額へ

査定方式 オークション型(提携5,000社)
入力時間 約60秒
対応エリア 全国
電話の量 1社のみ(ユーカーパックから)
公式サイト ユーカーパック公式サイト

ユーカーパックは、1回の査定で全国5,000社がオークション形式で入札する仕組みです。輸出系の中古車業者も多数参加しているため、ランクルのような海外需要のある車種では相場上限を引き出しやすい構造。連絡先はユーカーパックのみで、落札業者からの電話は一切ありません。

💰 ランクルの買取額は業者選びで100万円変わる

輸出ルートを持つ業者が競り合うほど最高額が跳ね上がるのがランクルの特徴です。まずは一括査定で相場上限を把握しましょう。

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ランドクルーザーの世代別買取相場一覧【300/200/100/80/70/プラド/250】

ここからは、ランドクルーザーの各世代ごとの買取相場を年式別にまとめます。実際の査定はオプション装備・ボディカラー・内装色・事故歴などで変動しますので、あくまで目安としてご覧ください。

300系(2021年〜)の買取相場

300系は14年ぶりのフルモデルチェンジで2021年8月に発売。新車納期が2〜4年に達する供給不足が続いており、中古市場は新車価格を上回るプレミア取引が3年近く継続しています。特に3.5Lガソリン「ZX」は残価率116.9〜134.9%という驚異的な数値を記録した時期もありました。

グレード 走行3万km以下 走行3万〜5万km 走行5万km超
ZX(ガソリン) 1,050万〜1,296万円 920万〜1,100万円 780万〜950万円
ZX(ディーゼル) 940万〜1,150万円 820万〜980万円 680万〜850万円
GR SPORT(ガソリン) 980万〜1,200万円 850万〜1,050万円 720万〜880万円
GR SPORT(ディーゼル) 880万〜1,080万円 760万〜920万円 640万〜800万円
VX 780万〜950万円 680万〜830万円 560万〜710万円
AX 700万〜840万円 600万〜740万円 490万〜630万円
GX 620万〜770万円 520万〜670万円 430万〜570万円

300系はボディカラーとオプションで数十万円の差が生まれます。特に「ブラック(202)」「プレシャスホワイトパール(090)」が輸出向けで人気。逆に「スモーキーブルー」「ダークレッドマイカ」などは国内向けカラーで、輸出市場では評価が落ちる傾向があります。

250系(2024年〜)の買取相場

250系はプラドの後継として2024年に登場した新世代モデルで、プラットフォームは300系と共通。パキスタン規制の影響でガソリン車相場が落ち着きつつある一方、ディーゼル車は輸出先分散で堅調に推移しています。

グレード 2024年式 2025年式 2026年式
ZX(ディーゼル) 540万〜620万円 580万〜650万円 600万〜680万円
VX(ディーゼル) 480万〜560万円 510万〜590万円 530万〜620万円
ZX(ガソリン) 460万〜540万円 490万〜570万円 520万〜600万円
GX(ディーゼル) 430万〜500万円 450万〜530万円 470万〜550万円
First Edition 560万〜640万円

200系(2007〜2021年)の買取相場

200系は2007〜2021年まで14年にわたり販売された長寿命モデル。4.6Lおよび4.7L V8ガソリンエンジンを搭載し、海外輸出でも圧倒的な人気を誇ります。走行10万km超でも200万〜400万円の査定が出るのは200系ならでは。ZXグレードは特に評価が高く、前期・中期・後期で相場帯が大きく異なります。

年式・グレード 走行5万km以下 走行5万〜10万km 走行10万km超
後期ZX(2016〜2021) 480万〜590万円 380万〜490万円 280万〜390万円
後期AX-G(2016〜2021) 380万〜470万円 280万〜370万円 200万〜290万円
中期ZX(2012〜2015) 360万〜450万円 280万〜360万円 200万〜290万円
中期AX(2012〜2015) 280万〜360万円 200万〜280万円 150万〜220万円
前期ZX(2007〜2011) 280万〜370万円 220万〜300万円 170万〜240万円
前期AX(2007〜2011) 230万〜300万円 170万〜240万円 130万〜190万円

100系(1998〜2007年)の買取相場

100系は独立懸架サスペンションを初採用した世代で、現在はネオクラシックとしての価値が上昇中。特にディーゼルモデル(HDJ101K)は走行20万km超でも値がつく異例の存在です。国内では「シグナス」(レクサスLX相当)グレードがプレミアム価格で流通しています。

グレード/年式 走行10万km以下 走行10万〜20万km 走行20万km超
VX-LTD(後期2002〜2007) 180万〜250万円 120万〜180万円 60万〜110万円
ディーゼル(HDJ101K) 200万〜280万円 140万〜200万円 80万〜140万円
シグナス/プレミア 210万〜290万円 150万〜210万円 80万〜130万円
GX・VX(標準) 130万〜200万円 80万〜140万円 30万〜80万円

80系(1989〜1997年)の買取相場

80系はランクル史上最大の人気を誇る旧車プレミア世代。1989年のフレーム式SUVとして高い走破性を誇り、海外のオフロードコミュニティで根強い人気があります。近年は国内でも80系ブームが再燃し、相場が右肩上がり。特にディーゼル「1HD-FT」搭載車は希少性が高く、走行距離に関わらず高値取引されています。

グレード 程度上(修復歴なし) 程度中 程度並
VX-LTD(ディーゼルターボ) 320万〜450万円 200万〜320万円 120万〜200万円
VX(ガソリン) 230万〜330万円 150万〜230万円 80万〜150万円
GX 180万〜260万円 120万〜180万円 60万〜120万円

70系(再販2014〜2015 / 再々販2023〜)の買取相場

70系は1984年デビューのヘビーデューティ4WDで、世界で最も愛される耐久ランクルとして知られます。2014年に30周年記念で1年限定再販(4.0Lガソリンバン・ピックアップ)、2023年11月に再々販(2.8Lディーゼル・AT)。2014年再販モデルは新車価格(360万円)を上回る400万〜450万円で取引される異例のリセールを誇ります。

モデル 買取相場 備考
再販バン(2014〜15、走行少) 410万〜480万円 新車360万円超えで取引
再販ピックアップ(2014〜15) 390万〜460万円 4ドアより希少
再々販(2023〜) 470万〜520万円 新車480万円、納期1〜3年
旧70系(1984〜2004) 150万〜350万円 程度・年式で大きく変動

プラド150系(2009〜2023年)の買取相場

プラド150系は2026年1月のパキスタン規制強化でガソリン車が調整局面に入っています。一方ディーゼルはUAE・ケニアなど複数国に需要が分散しているため、5年落ち以降も安定したリセールを維持しています。TX-Lパッケージ(7人乗り)が最も高値になる傾向です。

グレード 走行5万km以下 走行5万〜10万km 走行10万km超
TZ-G(ディーゼル後期) 340万〜400万円 270万〜340万円 200万〜270万円
TX-Lパッケージ(ディーゼル後期) 260万〜330万円 210万〜260万円 150万〜210万円
TX(ガソリン後期) 190万〜250万円 140万〜190万円 90万〜150万円
TX-L(ガソリン前期〜中期) 150万〜210万円 100万〜150万円 60万〜110万円

グレード別の買取相場|ZX・GRスポーツ・GX・AX・VX・TZ-Gの査定差

ランドクルーザーは同じ年式でもグレードによって買取額が100万〜300万円変わる車種です。ここでは主要グレードごとの特徴と査定のポイントを整理します。

ZX|最上級グレード・輸出市場の最激戦区

ZXは300系・200系・250系の最上級グレード。本革シート、ベンチレーション、リアエンタメ、マルチテレインセレクト等のフル装備です。中東・パキスタン向け輸出で最も評価が高く、相場上限を狙うなら最有力。200系後期ZX・走行5万km以下なら500万〜600万円が目安です。

GR SPORT|スポーツ走行志向の新プレミアグレード

GR SPORTは300系から追加されたGazoo Racing監修の走行特化グレード。専用サスペンション、専用バンパー、E-KDSS、リアデフロック標準装備。国内ユーザー人気が高く、輸出も含めた取り合いになるため、走行少なめの個体は1,000万円超で取引されることも珍しくありません。

VX・AX・GX|装備グレード別の相場差

VX(旧200系・100系)やAX、GXは中間〜ベーシックグレード。ZXとの価格差は年式・走行距離が同じでも80万〜200万円。ただしディーゼル・マニュアルなど輸出特化仕様では逆転することもあります。

TZ-G・TX-Lパッケージ|プラドの二大人気グレード

プラド150系後期のTZ-G(2.8Lディーゼル・モデリスタ装備込み)とTX-Lパッケージは、中古市場の二大人気グレード。TZ-Gは装備重視層、TX-Lパッケージは7人乗り・ファミリー層から根強く支持されています。

走行距離・年式別の買取相場マトリクス

ランドクルーザーは走行距離の影響が他のSUVより小さいのが特徴。一般車が10万km超で急落する一方、ランクルは20万km超でも海外需要で値がつきます。以下は200系後期ZXを基準とした走行距離別の減額イメージです。

走行距離 一般SUVの減額率目安 ランクルの減額率目安
3万km以下 基準 基準
5万km ▲15〜20% ▲10〜15%
10万km ▲40〜55% ▲25〜35%
15万km ▲65〜75% ▲40〜50%
20万km超 値段つかない場合も ▲55〜70%(値はつく)

この特性はランクルのフレーム式シャシー・耐久性の高いエンジン・海外での圧倒的信頼性に支えられています。走行距離が多くても諦めずに複数業者で査定することが重要です。

海外輸出需要と買取価格の関係|中東・ロシア・アフリカ市場の影響

ランドクルーザーの高リセールを支えているのは、間違いなく海外輸出需要です。財務省貿易統計(日本自動車会議所発表)によると、2025年の日本からの中古車輸出台数は前年比8.9%増の171万3,099台で5年連続過去最高を更新。国別首位はUAE(25万3,814台)、2位はロシア(18万6,583台)となり、中古車輸出は日本の静かな基幹産業と言える規模に成長しています。

中東(UAE)がハブになる構造

UAEは中東・アフリカ諸国への再輸出ハブとして機能しており、日本からUAEに入ったランクルの多くはサウジアラビア、オマーン、ヨルダン、あるいは左ハンドル改造を経てケニア・ナイジェリア等へ再輸出されています。特に200系・300系のガソリンZXは中東砂漠地帯の走行条件に最適化されており、評価が極めて高いのが特徴です。

ロシア規制の影響

ロシアは2023年以降、車両価格600万円超・排気量1.9L超・全HV/PHEV/EV輸出禁止という厳格な規制が敷かれています。300系・200系の主要グレードは軒並み規制対象のため、ロシア向けルートは実質停止状態。これを受けて輸出業者は中東・アフリカ・モンゴル・中南米への販路拡大を進めています。

パキスタン規制強化(2026年1月〜)

パキスタンは2026年1月より中古車輸入条件を厳格化。3〜5年落ちのガソリンモデルが暴落する一方、ディーゼル車は複数国に分散輸出されているため影響が限定的。プラド・250系・300系のディーゼル相場はむしろ安定〜上昇基調です。

【2026年版】輸出先×車種×燃料別『売り時』マトリクス

ランドクルーザーの売り時は、海外の輸入規制と国内の新車供給状況によって細かく変動します。ここでは2026年4月時点の最新情報をもとに、世代×燃料×主要輸出先の相性と現在の相場トレンドを一覧で整理しました。他記事ではあまり扱われない切り口ですが、売却タイミングを誤ると数十万円単位で損をする領域なので、自分の車がどの象限に該当するか確認してください。

世代×燃料 主要輸出先 2026年のトレンド 推奨アクション
300系ガソリンZX UAE/サウジ/パキスタン プレミア継続だが徐々に調整 2026年内に売却
300系ディーゼル UAE/オマーン/ケニア 輸出先分散で安定 焦らず条件を比較
200系V8ガソリン UAE/モンゴル/中南米 タマ不足で反発上昇 今が売り時
プラド150ガソリン (パキスタン規制で停止) 2026年1月以降急落中 即売却推奨
プラド150ディーゼル UAE/ケニア/ウガンダ 堅調維持 慎重に最高値を狙う
100系ディーゼル アフリカ大陸全般 20万km超でも値つく 輸出専門業者へ
70系/80系(旧車) 国内プレミア+豪州 右肩上がり継続 急がず相場を見る

特に注意すべきはプラド150系のガソリン車です。2026年1月のパキスタン規制強化により、従来の最大輸出先が実質停止しました。代替先への販路が確立するまで数ヶ月〜半年はガソリン車の値下がりが避けられず、待つほど不利になる数少ない領域です。一方で200系V8ガソリンは生産終了後の「タマ不足」による反発上昇が始まっており、売却タイミングとして現在が好機と判断できます。

『300系→250系乗り換え』と『プラド→250系乗り換え』の損得シミュレーション

もう一つ、実務で頻繁に受ける相談が「300系から250系に乗り換えるタイミング」「プラド150から250系に乗り換えるタイミング」の損得勘定です。2024年の250系登場から1年半が経ち、現行ユーザーの乗り換え動機が明確化してきました。ここでは代表的な2パターンのシミュレーションをまとめます。

ケース1:300系ZX(2022年式・走行3万km)から250系ZXディーゼルへ

  • 300系ZXの現在買取相場:約1,050万円(プレミア含み)
  • 250系ZXディーゼル新車価格:約735万円
  • 差額:+315万円のプラス(乗り換えでキャッシュが残る計算)
  • 注意点:300系マイナーチェンジ以降の下落リスク・250系の納期半年〜1年

300系は新車納期と中古プレミアの歪みが解消され始めており、2026年内の売却が最も合理的という結論になります。

ケース2:プラド150系TX-Lディーゼル(2019年式・走行6万km)から250系VXディーゼルへ

  • プラド150系TX-Lディーゼルの買取相場:約240万円
  • 250系VXディーゼル新車価格:約600万円
  • 差額:−360万円の負担(月々約5〜6万円ローン相当)
  • 注意点:プラド150系は今後半年で10万〜30万円下落予想。先延ばしは不利

プラド→250系の場合、売却を先延ばしにするほど負担額が増える構造です。パキスタン規制で150系ガソリンは既に下落したため、ディーゼルも時間差で影響が波及する可能性があります。250系の納期と相談しつつ、査定だけでも早めに取ることを推奨します。

走行距離別の買取相場一覧表|距離が査定額に与える影響と高く売る5つのコツ

ランクル以外の車種も含め、走行距離と買取額の関係を保存版で整理した記事です。

年式別 買取相場 早見表|1年〜15年落ちの査定額目安

年式経過と買取額の関係を15年分まで網羅した早見表。ランクルは一般車より下落が緩やかな例外です。

ランドクルーザーを高く売る7つのコツ

ランクルの売却で最高額を引き出すための具体的なコツをまとめます。特に1と2は数十万円〜100万円の差が生まれるため、必ず実践してください。

1. 輸出ルートを持つ業者を含めて複数社で相見積もり

ランクルは輸出販路の有無で買取額が数十万円変わる車種です。一括査定サイトには輸出業者が多数参加しているため、最低3〜5社は比較しましょう。特にズバット・MOTAはランクル専門業者の参加が多い傾向です。

2. 売却タイミングを『経過月』単位で管理する

中東・パキスタンの輸入規制は製造年月から何年何ヶ月という単位で評価が変わります。査定日が1ヶ月遅れただけで輸出対象から外れ、相場が20万〜50万円急落するケースも。月初〜中旬の査定が安全です。

3. 車検残・法定整備記録を揃える

車検1年以上残っていれば5万〜15万円プラス。ディーラーでの定期点検記録は輸出先で「信頼性の証明」として評価されます。記録簿は必ず揃えて提示しましょう。

4. 純正ホイール・純正装備を保管する

社外アルミや社外エアロは減額対象になりやすく、純正品を保管しておいて売却時に戻すほうが有利。純正ホイール・純正マット・取扱説明書・スペアキーは必ず揃えて提示します。

5. ボディカラーと内装色の輸出人気を意識

ランクルの輸出人気カラーはホワイト・ブラック・シルバー・ベージュ。特に中東では「ガソリン×サンルーフ×ベージュ内装」が最強構成。内装色がベージュだと黒内装より10万〜50万円高くなる事例もあります。

6. 軽微な傷は無理に修理しない

10万円以上かけて板金修理しても、査定アップは3万〜5万円止まり。「そのまま出すのが得」なケースがほとんど。ただし大きなヘコミや割れたランプは要相談です。

7. 残クレ残債があっても諦めない

ランクルはリセール率が高いため、残クレ残債があっても買取額が残債を上回るケースが大半。買取業者が残債一括清算→差額を受け取るフローに対応してくれます。まずは査定額を出してもらいましょう。

査定前にチェックすべき書類・装備・カラーの減額ポイント

査定前に準備すべきものと、減額されやすいポイントをリスト化しました。

査定前に揃える書類・装備

  • 車検証・自賠責証明書・自動車税納税証明書
  • 取扱説明書・メンテナンスノート(整備記録)
  • スペアキー(2本揃っているとプラス査定)
  • 純正ホイール・純正マット・純正ナビ等
  • 新車時の保証書・ディーラー点検記録

減額されやすい項目

  • 事故歴・修復歴あり(10〜30%減額)
  • 内装の喫煙臭・ペット臭(5〜15万円減額)
  • 社外改造(マフラー、車高調、ECUチューン等は輸出先により不可)
  • サビ・下回り腐食(寒冷地仕様なら一部許容)
  • ウィンドウフィルム濃色(輸出先の法規制に抵触する場合あり)

ランドクルーザー買取相場に関するよくある質問

Q1. ランクル300の買取相場は今後上がりますか?

新車納期が2〜4年と長く供給不足が続くため、当面は高値安定が予想されます。ただしマイナーチェンジ後は旧型が下落する傾向があり、売り時は2026年内が有力です。2025年3月にマイナーチェンジが実施され価格改定されているため、旧型は徐々に調整局面に入っています。

Q2. ランクル200の走行距離10万km超えでも売れますか?

はい、輸出需要が強いため10万km超でも200万〜400万円の値がつきます。特にディーゼル車・ZXは評価が高く保たれます。15万km・20万km超でも値段がつくのはランクルならではの特性です。

Q3. プラドと300系、今売るならどちらが得ですか?

プラドは150系後継として250系が出ているため、150系は徐々に相場調整期に入っています。300系は納期問題で高値安定。現在乗っている方はいずれも早めの売却が推奨されますが、特にプラド150系ガソリン車は2026年のパキスタン規制影響で下落傾向のため、売却判断を急いだほうが得策です。

Q4. ランクル70(再販)の買取相場はいくらですか?

2014〜2015年の再販モデルは新車価格を上回る400万〜450万円で取引されるケースもあります。2023年以降の再々販は納期3年待ちのため中古市場に出てくれば470万〜520万円の高額が期待できます。

Q5. ハイブリッドとディーゼル、どちらが高く売れますか?

300系・250系ではディーゼルが輸出先の分散(UAE・ケニアなど)により安定した高値です。ガソリン車は中東・パキスタン規制の影響を受けやすい傾向があります。ロシア向けはHV・PHEV・EVが全面禁輸のため、輸出を狙うならディーゼル有利です。

20万km走った車の買取相場と高く売る5つのポイント

走行20万km超でも諦める必要はない理由を、プロ査定士の視点で詳しく解説しています。

🔑 最後にもう一度:ランクルは『業者選び』で最大100万円差

ランクルは輸出ルートを持つ業者ほど高く提示します。まずは無料一括査定で相場上限を把握し、そこから最適な業者を選びましょう。

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この記事を書いた人

中古車買取・相場分析アドバイザー。
大手中古車販売チェーンで5年間、査定・買取の最前線に立った後、オートオークション運営会社で10年間、相場分析マネージャーとして市場データの分析・予測を担当。

累計15,000台以上の査定に関与した経験を持つ。
現在は独立コンサルタントとして、複数のWebメディアの監修を年間50本以上手がけている。

「ユーザーが損をしない車の売り方を、正確なデータと経験で伝えたい。」

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