「廃車にしたら税金は戻ってくるの?」「いくら還付されるか計算方法がわからない…」とお悩みではありませんか?
廃車にすると最大3種類の税金・保険料が還付されます。しかし、手続きの方法やタイミングを間違えると数万円を損してしまうケースも。
この記事では、廃車時に還付される税金の種類・計算方法・手続きの流れをわかりやすく解説します。具体的な金額のシミュレーションも掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
廃車で還付される税金・保険料は3種類
廃車にすると、以下の3種類の税金・保険料が還付対象になります。
| 種類 | 還付条件 | 手続き |
|---|---|---|
| 自動車税(種別割) | 一時抹消 or 永久抹消 | 自動(手続き不要) |
| 自動車重量税 | 永久抹消のみ | 永久抹消と同時に申請 |
| 自賠責保険(返戻金) | 解約手続き | 自分で保険会社に連絡 |
自動車税(種別割)の還付金
自動車税は毎年4月1日時点の所有者が1年分(4月〜翌3月)を支払います。年度途中で廃車にすると、抹消登録の翌月〜3月までの残月分が月割で還付されます。
計算方法
還付額 = 年税額 ÷ 12 × 残月数(100円未満切捨て)
排気量別の自動車税 還付金早見表
| 排気量 | 年税額 | 1ヶ月分 | 6ヶ月分 | 9ヶ月分 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000cc以下 | 25,000円 | 2,000円 | 12,500円 | 18,700円 |
| 1,500cc以下 | 30,500円 | 2,500円 | 15,200円 | 22,800円 |
| 2,000cc以下 | 36,000円 | 3,000円 | 18,000円 | 27,000円 |
| 2,500cc以下 | 43,500円 | 3,600円 | 21,700円 | 32,600円 |
| 3,000cc以下 | 50,000円 | 4,100円 | 25,000円 | 37,500円 |
注意点:
- 軽自動車税には月割制度がないため還付されません
- 抹消登録した月は還付対象外(翌月からカウント)
- 3月に廃車すると残月数0のため還付なし
- 抹消登録すれば自動で還付通知書が届く(別途手続き不要)
自動車重量税の還付金
自動車重量税は車検時に次の車検までの期間分を前払いしています。廃車にすると、車検の残存期間に応じた金額が還付されます。
還付の条件
- 永久抹消登録の場合のみ還付対象(一時抹消では不可)
- 車検の残存期間が1ヶ月以上あること
- 永久抹消登録と同時に還付申請が必要
重量別の重量税 還付目安
| 車両重量 | 2年分(車検時支払額) | 残12ヶ月の還付目安 | 残6ヶ月の還付目安 |
|---|---|---|---|
| 〜0.5t | 8,200円 | 約4,100円 | 約2,050円 |
| 〜1.0t | 16,400円 | 約8,200円 | 約4,100円 |
| 〜1.5t | 24,600円 | 約12,300円 | 約6,150円 |
| 〜2.0t | 32,800円 | 約16,400円 | 約8,200円 |
重要:車検切れの車は重量税の還付を受けられません。車検が残っているうちに廃車手続きをするのがポイントです。
自賠責保険の返戻金
自賠責保険は廃車にしても自動的には解約されません。自分で保険会社に連絡して解約手続きを行う必要があります。
- 返戻金の目安:普通車 月額約680円 × 残月数
- 解約手続きは保険会社に直接連絡
- 手続き後1〜2週間で返戻金が振り込まれる
解約忘れが非常に多いので、廃車手続きが終わったらすぐに保険会社に連絡しましょう。
一時抹消と永久抹消の違い【還付金への影響】
| 一時抹消 | 永久抹消 | |
|---|---|---|
| 自動車税 | 還付あり | 還付あり |
| 自動車重量税 | 還付なし | 還付あり |
| 自賠責保険 | 返戻あり | 返戻あり |
| 再登録 | 可能 | 不可 |
重量税の還付を受けるには永久抹消登録が必須です。「もう乗らない」と決まっている場合は永久抹消を選びましょう。
【シミュレーション】廃車の還付金はいくら戻る?
具体的な例で還付金を計算してみましょう。
例:2000cc普通車を8月に永久抹消(車検残10ヶ月、車両重量1.3t)
| 自動車税の還付 | 36,000円 ÷ 12 × 7ヶ月(9月〜3月)= 21,000円 |
| 重量税の還付 | 24,600円 ÷ 24 × 10ヶ月 ≒ 約10,250円 |
| 自賠責保険の返戻金 | 680円 × 10ヶ月 ≒ 約6,800円 |
| 合計還付金 | 約38,050円 |
このように、廃車のタイミングと手続き方法次第で約4万円近い還付金を受け取ることができます。
廃車の還付金で損しないための7つの注意点
1. 買取業者が還付金を返さないケースに注意
一部の廃車買取業者は、買取額に還付金を含めて提示することがあります。契約前に「還付金は別途受け取れるか」を必ず確認しましょう。
2. 月またぎで1ヶ月分損する
自動車税の還付は抹消登録の翌月からカウントされます。月末ギリギリに手続きするより、月初に抹消登録した方がお得です。
3. 自賠責保険の解約を忘れない
自賠責保険は自動解約されません。廃車手続き後に自分で保険会社に連絡して解約する必要があります。忘れると返戻金を受け取れません。
4. 税金を滞納していると還付金と相殺される
自動車税の未納分がある場合、還付金と相殺されます。滞納がある方は事前に確認しておきましょう。
5. 名義変更だけでは還付されない
車を他人に譲渡(名義変更)しただけでは自動車税の還付はありません。還付を受けるには抹消登録が必要です。
6. 軽自動車は3月中に廃車するのが鉄則
軽自動車税は月割制度がないため、4月1日をまたぐと1年分(10,800円)を丸損します。軽自動車の廃車は3月31日までに完了させましょう。
7. 車検切れの車は重量税還付なし
車検が切れている車は重量税の残存期間がないため還付を受けられません。車検が残っているうちに廃車の判断をすることが大切です。
廃車の還付金手続きの流れ
自動車税の還付手続き
抹消登録すれば自動的に還付通知書が届きます(1〜2ヶ月後)。届いた通知書を持って金融機関で受け取るか、口座振込を選択できます。
重量税の還付手続き
永久抹消登録と同時に運輸支局で申請します。約2ヶ月半後に指定口座に振り込まれます。
自賠責保険の解約手続き
保険会社に連絡して解約申請書を提出します。抹消登録証明書のコピーが必要です。手続き後1〜2週間で返戻金が振り込まれます。
廃車の依頼先選びに迷っている方はこちらもご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 廃車にすると税金は戻ってくる?
はい、普通自動車の場合は自動車税が月割で還付されます。永久抹消の場合は自動車重量税も還付対象です。自賠責保険は自分で保険会社に解約手続きをすると返戻金が受け取れます。
Q. 軽自動車を廃車にしても税金は戻る?
いいえ、軽自動車税には月割制度がないため還付されません。4月1日をまたぐと1年分を負担するので、3月中に廃車するのが最も損をしない方法です。
Q. 廃車の還付金はいつ届く?
自動車税は抹消登録後1〜2ヶ月で還付通知書が届きます。重量税は約2ヶ月半で口座振込。自賠責保険は解約手続き後1〜2週間程度です。
Q. 廃車買取業者に頼むと還付金はどうなる?
業者によっては買取額に還付金を含めて提示するケースがあります。契約前に「還付金は別途受け取れるか」を必ず確認しましょう。
まとめ:廃車の還付金は手続きとタイミングで差がつく
廃車にすると自動車税・重量税・自賠責保険の3種類で合計数万円の還付金を受け取ることができます。ただし、手続き方法やタイミングを間違えると損をするケースも多いので注意が必要です。
特に重要なポイントは以下の3つです。
- 重量税の還付には永久抹消が必須(一時抹消では受けられない)
- 自賠責保険は自分で解約手続きが必要(自動解約されない)
- 軽自動車は3月中に廃車するのが鉄則(4月超えると1年分丸損)
廃車の手続きを自分で行うのが面倒な方は、廃車費用0円で手続き代行もしてくれる専門業者に依頼するのがおすすめです。


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