10年落ちの車の買取とは、初度登録から10年以上経過した車を買取業者に売却することです。「10年落ちの車なんて値段がつかないのでは?」と思う方は多いですが、結論から言えば10年落ちでも買取は十分に可能です。車種や状態によっては50万円以上の値がつくケースも珍しくありません。この記事では、10年落ちの車の車種別買取相場と、少しでも高く売るための具体的なコツを紹介します。
10年落ちの車は買取できる?結論と3つの理由
10年落ちの車でも買取してもらえるか不安に思う方は少なくありません。しかし、以下の3つの理由から、10年落ちの車にも需要があります。
1. 海外輸出の需要がある
日本の中古車は品質が高く、海外市場で非常に人気があります。東南アジアやアフリカなどでは10年落ち・15年落ちの車が現役で走っており、輸出業者が積極的に買い取っています。特にトヨタ車やSUVは海外需要が高く、国内相場以上の値がつくこともあります。
2. パーツ・部品としての価値がある
走行に問題がある車でも、エンジンやトランスミッション、ドア、ライトなどのパーツには価値があります。解体業者やリビルト部品を扱う業者が、部品取り目的で買い取るケースも多いです。そのため、動かない車でもゼロ円にはならない可能性があります。
3. 人気車種はリセールバリューが落ちにくい
ジムニーやランドクルーザーなど一部の人気車種は、10年落ちでも高いリセールバリューを維持しています。供給より需要が上回っている車種は、年式が古くても相場が安定しやすい傾向にあります。
【車種別】10年落ちの車の買取相場一覧
ここでは、10年落ち(2016年式前後)の人気車種について、走行距離別の買取相場をまとめました。グレードや車両の状態によって変動しますので、目安としてご確認ください。
| 車種 | 5万km以下 | 5万〜10万km | 10万km超 |
|---|---|---|---|
| ランドクルーザー | 280万〜380万円 | 220万〜320万円 | 150万〜260万円 |
| ジムニー | 90万〜140万円 | 70万〜110万円 | 50万〜85万円 |
| アルファード | 150万〜230万円 | 100万〜180万円 | 60万〜120万円 |
| プリウス | 50万〜90万円 | 30万〜65万円 | 10万〜40万円 |
| ヴォクシー | 60万〜120万円 | 35万〜85万円 | 15万〜50万円 |
| N-BOX | 30万〜60万円 | 15万〜40万円 | 5万〜25万円 |
| ハリアー | 80万〜150万円 | 50万〜110万円 | 25万〜70万円 |
※ 2026年4月時点の市場データをもとに編集部が作成。修復歴なしの車両を想定しています。
10年落ちでも高く売れる車の特徴5つ
すべての10年落ち車が同じように値落ちするわけではありません。以下の特徴に当てはまる車は、10年経っても比較的高い買取額が期待できます。
1. SUV・クロカン系の車種
ランドクルーザーやジムニー、パジェロなどのSUV・クロカン系は、10年落ちでも高値を維持しやすい代表格です。アウトドア需要や海外輸出の人気が根強く、年式が古くても買い手がつきやすい傾向にあります。
2. トヨタ車全般
トヨタ車は国内外で圧倒的な信頼性があり、中古車市場での需要が安定しています。特にアルファード・ハリアー・ヴォクシーなどの人気モデルは、他メーカーの同クラスと比べてリセールバリューが高いです。
3. 走行距離が少ない車
10年落ちでも走行距離が5万km以下であれば、まだまだ十分な価値があります。年間5,000km以下のペースで乗っていた車は、同年式の中でも高めの査定額が期待できます。
4. ホワイト・ブラック系のボディカラー
パールホワイトやブラックといった定番カラーは、中古車市場で常に需要があります。10年落ちの車であっても、人気カラーであれば10万〜20万円ほど査定額が上がることがあります。
5. 修復歴がなくメンテナンス記録が残っている車
修復歴がないことに加え、ディーラーでの点検記録簿が残っている車は、査定士に好印象を与えます。整備手帳やメンテナンス記録は、査定時に忘れずに提示しましょう。
10年落ちの車を少しでも高く売る3つのコツ
10年落ちの車は、売り方次第で査定額に大きな差が出ます。以下の3つのコツを実践して、少しでも高い金額で売却しましょう。
1. 一括査定で複数業者を競争させる
10年落ちの車こそ、1社だけで判断するのは危険です。業者によって得意な車種や販路が異なるため、査定額に20万〜30万円の差が出ることも珍しくありません。一括査定サイトを使って最低3社以上に見積もりを依頼し、最高額を引き出しましょう。
2. 海外輸出に強い業者を候補に入れる
国内ではあまり値がつかない車でも、海外輸出を得意とする業者なら高値を提示してくれることがあります。一括査定を利用すれば、輸出業者を含む幅広い業者に一度にアプローチできます。
3. 査定前の清掃と付属品の準備
車内外の清掃はもちろん、スペアキー・取扱説明書・整備記録簿などの付属品を揃えておくことで、査定額のアップが期待できます。10年落ちの車だからこそ、「大切に乗ってきた」という印象を与えることが重要です。
10年落ちの車の買取に関するよくある質問
Q. 10年落ちで走行距離10万km超の車にも値段はつきますか?
はい、車種によっては値段がつきます。特にSUVやトヨタ車は過走行でも需要があり、数万〜数十万円で買取されるケースがあります。
Q. 10年落ちの車はディーラー下取りと買取どちらが得ですか?
一般的に買取業者の方が高くなります。ディーラーでは10年落ちの車に値段がつかないことも多いため、一括査定で複数社に依頼する方法がおすすめです。
Q. 車検が切れた10年落ちの車でも売れますか?
車検切れでも買取は可能です。車検を通す費用(10万〜15万円)を考えると、車検切れのまま売却した方がお得になるケースがほとんどです。
まとめ|10年落ちの車も複数社比較で高額買取を狙おう
10年落ちの車でも、車種や状態次第で十分に値段がつきます。特にSUVやトヨタ車、走行距離が少ない車は高額買取の可能性があります。大切なのは、1社で諦めず複数の業者に査定を依頼すること。業者ごとに得意分野が異なるため、比較することで思わぬ高値が見つかることも少なくありません。
車の価値は時間が経つほど下がっていきます。「もう古いから」と放置せず、まずは今の査定額を確認してみましょう。


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